日本全体が避難所生活の今、「災」を乗り越えた被災地の知恵を。

支援総額

4,412,000

目標金額 3,500,000円

支援者
192人
募集終了日
2020年5月29日

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2020年04月07日 21:32

被災地での学びを活かすこと

 はじめまして、復興応援団学生スタッフの戸田悠太と申します。この春、東北大学理学部物理学科の4年生となりました。この度は、このプロジェクトにかける私の思いをお伝えし、みなさまのご支援をお願いしたく思い、筆を取らせていただきます。最後まで読んでいただけると幸いです。

 

 このプロジェクトは、「自主防災」を広めるべく立ち上げられたものです。地震、津波、台風など、日本は自然災害が非常に多く、これからも多くの災害が起こるでしょう。災害時、被災地には支援物資が届けられます。支援物資はたいてい、万人向けのものが届けられます。しかし家庭によって、お年寄りの方がいらっしゃったり、小さなお子さんがいらっしゃったりと、状況が異なるために、必要な物資も多種多様となります。アレルギーを持つ家族がいらっしゃればアレルギー対応の食事が必要となりますし、ぜんそくの家族がいらっしゃるならば吸入器が必要かもしれません。必然的に、必要となる備えが各家庭で異なるものとなります。だからこそ、災害を生き抜くために、日ごろから何が不足しているのかを自分で考え、自分なりの備えをしなければなりません。そういった「自主防災」の意識を持つことが重要であるということを知っていただきたいのです。

 

 私は福島出身で、東日本大震災の際も福島で被災しました。震災の発生した3月11日はちょうど卒業式の日で、午前中に式典を終え帰宅し、お昼ごはんを食べ、遊びに出かけようとしていた瞬間、激しい揺れに襲われました。私が暮らしていた町は内陸だったので、津波の被害はありませんでしたが、電気、ガス、水道すべてがストップしました。テレビもパソコンも使えなくなってしまったので、数日間何も情報を得ることができず、海沿いの町が火事で焼けてしまったとか、原発が爆発したらしいなど、そういった話が人伝えで断片的に耳に入ってくるたびに不安になりました。災害時にきちんとした情報が得られないのは非常にまずいことです。また、給水所まで水をもらいに行くときも、私の家には水タンクなど無かったので、やかんやバケツで水を運ぶしかなく、本当に苦労しました。今振り返ると、災害への備えが不十分だったと感じます。家に手回しラジオや水タンクが無いのであれば、災害に備え自分で考えてあらかじめ用意しておくべきでした。

 

 大学生になり、私は2年生の春に復興応援団と出会い、以来、メンバーの一員として微力ながら震災復興の活動に関わってまいりました。震災復興支援を行っている団体は他にもありますが、その多くは被災地へ足を運び、被災された方と交流するといった、精神的支援をメインとしています。もちろん復興応援団は精神的支援にも力を入れていますが、それだけではなく、被災地を巡るスタディツアーや被災地の食材を販売する物販事業など、経済的な支援も重視しています。また、東日本大震災で得られた叡智を後世に伝え、全国に広め、他の災害に役立てようという防災減災事業にも力を入れていて、復興だけでなく将来を見据えた活動も行っています。それまでの私は、震災復興支援の活動と言えば、被災地でがれきを片付けたり、被災された方々とお話をするなどのイメージしか無かったので、復興応援団の活動の幅の広さを初めて知った時は、「このような復興支援の形もあるのか」と衝撃を受けました。

 

 これまでの復興応援団での活動で、何度も被災地を訪れることができました。これは以前、代表が口にしていたことですが、「被災された方々は、被災地の復興を目指して動いたわけでない。あの震災を必死に生きるために行動した結果が復興に繋がっているのだ。」と。私も被災地での活動を通じて、被災された一人一人が懸命に震災を生き抜いた、その営為が全体として復興に繋がっていることを実感しました。まだまだ復興に関して分かっていない部分も多いですが、私はこの気づきによって、復興とは何なのか、その本質により近づけた気がします。それと同時に、被災された方々の想いや苦労を、決して東北だけで終わらせてはいけないと感じました。現地で多くのこと学ばせていただきましたが、そんな私にできることは何か。その学びを広く伝え、将来必ず起こる他の災害に役立たせることだろうと思います。今回のプロジェクトは、このような思いを形にしたものです。いつ発生するかわからない災害に向けて、自分に必要な備えはどのようなものか、まずはご自身で考え行動に移してほしいです。復興応援団の防災減災事業はそのお手伝いをするものです。復興応援団のように、東日本大震災で得られた叡智をケーススタディの形でまとめ、全国に広めようという活動を行っている団体は他にほとんどありませんが、これは誰かが必ずやらなければいけないことだと思います。被災地で学ばせていただいたことへの恩返しのつもりで、このプロジェクトを進めていきたいと考えています。読んでくださった皆さんのご理解とご支援をいただければ嬉しいです、よろしくお願いします。

リターン

15,000


【目玉!】有料防災メルマガ1年分ご購読 / 有料ウェブセミナー1回ご招待

【目玉!】有料防災メルマガ1年分ご購読 / 有料ウェブセミナー1回ご招待

■当研究・普及所の発行する有料防災メルマガの1年分をご購読いただけます。
*週1回(月4通)・年間50通配信予定です。

■当研究・普及所所長による「コロナ禍の今、地震・水害など複合災害が起きたらどうするか?その備えありますか?」有料ウェブセミナー(1回)にご招待いたします。 (追加:2020/4/30)

*本クラウドファンディング達成後の6月と7月に5回程度集中開催の予定です。
*質疑応答など双方向のやり取り含め2時間を予定しています。
*参加方法等は、本プロジェクトページ等で近日中に改めて告知いたします。

-----
■感謝のメール
■当研究・普及所初年度の活動をまとめた報告書(PDF)進呈




申込数
83
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年7月

3,000


【お気持ちコース】

【お気持ちコース】

■ 感謝のメール

申込数
49
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

15,000


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【目玉!】有料防災メルマガ1年分ご購読 / 有料ウェブセミナー1回ご招待

■当研究・普及所の発行する有料防災メルマガの1年分をご購読いただけます。
*週1回(月4通)・年間50通配信予定です。

■当研究・普及所所長による「コロナ禍の今、地震・水害など複合災害が起きたらどうするか?その備えありますか?」有料ウェブセミナー(1回)にご招待いたします。 (追加:2020/4/30)

*本クラウドファンディング達成後の6月と7月に5回程度集中開催の予定です。
*質疑応答など双方向のやり取り含め2時間を予定しています。
*参加方法等は、本プロジェクトページ等で近日中に改めて告知いたします。

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■感謝のメール
■当研究・普及所初年度の活動をまとめた報告書(PDF)進呈




申込数
83
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年7月

3,000


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制限なし
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2020年6月
1 ~ 1/ 8

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