プロジェクト概要

■はじめに■

数あるプロジェクトの中からご覧いただきありがとうございます。上條聖一エマヌエルと申します。日本人の父親と、ドイツ人の母親をもち、日本で生まれ育ちました。

 

前職では、長野県の健康増進施設(厚生労働大臣認可)にて個別運動処方や、企業・自治体を対象とした健康支援、各地での健康講座開催など20代~80代まで幅広い年代を対象とした健康づくりに5年間携わりました。

 

現在は、私の志す「健康寿命延伸のための国際的な健康支援」に向けた学びを深めるため、米国ブリッジポート大学大学院にて学んでおります。

 

今回クラウドファンディングに挑戦するのは、中高齢者の効果的な健康支援について知識をより深めるため、米国留学中に以下の項目に挑戦したいからです。

必要な資金は118万円になります。

 

日本だけでなく、世界的にも深刻な問題となりつつある"高齢化"ですが、世界一の長寿国である日本(※1)にて健康支援に携わった経験に加えて、他国での取り組みを積極的に学び、より効果的な支援方法を研究することで、明るい長寿社会づくりに貢献すると決意しております。

 

自身でも資金を集める努力は続けて参りますが、記事をお読みいただき少しでも共感いただけましたら、どうかご支援いただきたいです。応援よろしくお願いいたします。

 

 

 

~実施したいこと~

①  模擬国連(Model United Nations)・国際シンポジウムへの参加

②  他大学・機関が実施している他国の健康支援 参加

③  ドイツ・スウェーデン視察

④  米国での交通費(他大学との交流など)            

 ※詳細は後半に記載

 

 

 

■私が“中高齢者の健康支援”を志す理由■

私は大学ではトレーニング科学を専攻し、もともとはアスリートを対象としたトレーナーを目指しておりました。そんな私が、中高齢者の健康支援に従事しようと決意したきっかけがあります。

 

それは、寝たきりになり、7年ほど祖母の介護を受けていた祖父が言った、「生きていてすまない」という一言を聞いた時でした。

 

普段、弱い姿を見せない祖父が祖母に発した一言は、私に強い衝撃を与えました。「これは、生きているとは言えない…」そう感じた瞬間でした。

 

昔は、農業や酪農と忙しく動き回り、沢山の功績を積んだ祖父だったと聞いております。それが、脚は骨と皮だけの細さになり、視力も低下し、耳もほとんど聞こえなくなり、食事や排泄はおろか、自分では寝返りも打てなくなっていました。

 

寝たきりになったのは大腿骨(脚の骨)を折ったことが原因でしたが、その後は認知機能も急激に低下し、記憶も錯乱しておりました。すでに酪農はやめているのに、「おーい!牛の世話があるから起こしてくれ」と、毎日のように言っていたのを思い出します。

 

“このような人を、無くしたい”

 

これが、中高齢者を主とした健康支援に従事し、健康寿命延伸に貢献しようと決めた理由です。

もちろん、寝たきりになる理由は様々であり運動指導だけで無くせるものではありません。

 

ただ、抗重力筋という筋肉など、歩けるうちに補強しておくことで転倒のリスクが減るトレーニングがあることを多くの中高齢者に伝えたい。ウォーキングをするにしても、ただ一日一万歩歩くだけでは体力はつかず低下する(※2)ということを伝えたい。長野県発祥の、科学的に効果が実証された“正しいウォーキング法“を伝えたい。

 

このような情報を少しでも多くの中高齢者に伝え健康寿命延伸に貢献することが、50年以上前から予防医学に力を入れ、世界トップクラスの平均寿命を維持している長野県の、その中でも先進的な取り組みをしている施設にて学び、指導経験を積ませていただいた私の使命だと思っています。

 

左「呼気ガス分析装置による体力測定(長野日報より引用)」 右 「出張講座(座学)」    

 

 

 

■ 長寿国とは ~私が目指す健康支援~ ■

タイトルにある長寿国という言葉は、健康寿命(介護を受けずに自立した生活が送れる期間)を意味しております。現在の日本は、平均して男性9年、女性12年の寝たきり期間があると言われており(※3)、上述のように私の祖父も苦しみました。

 

この期間を減らし、人生の幕を閉じる最後のその日まで“自分らしく”生きられる人を増やすことを使命とし挑戦します。

 

ただ、健康支援と言ってもとても広義かと思います。well-beingという概念で言えば、単に身体的、精神的健康のみではなく、社会的な健康も大変重要とされていますし、健康寿命延伸のためのサポートと言っても、正確には幼少期から高齢者までのライフステージに合った健康支援が必要です。

 

その中でも、自身の使命と思って挑戦したいのが中高齢者の身体的、精神的、社会的な健康づくりです。日本では、トレーニング科学をベースとした身体的な健康支援を専門としてきましたが、それに加えて、精神的、社会的な健康に繋げるための支援方法として、“Social Integration(社会統合)”が今後のキーワードになると感じ、今後力を入れて研究していきたいと思っております。

 

これは、人との繋がりが精神疾患や慢性疾患に好影響を与えるというもので、ある研究では飲酒やタバコ、肥満、高血圧など一般的に知られている危険因子以上に、人との繋がりが健康に与える影響が大きいと報告されています(※4)。

 

日本での健康支援でも意識してきたことですが、「コミュニティ形成と運動」というテーマを掘り下げていくことが、中高齢者の身体的、精神的、社会的な健康を向上させるために最も効果的であると感じております。

 

私は日本に生まれ、沢山の方に支えられながらここまで来ることができました。これまでに得た知識や経験を社会に還元する決意を持って、日本はもちろんのこと、国際的な支援に幅を広げ貢献していきたいと思っております。

 

出張講座での実技指導の様子

 

 

※実施リストの詳細

①模擬国連(Model United Nations模擬国連とは、国連会議をはじめとする国際会議のシミュレーションを行う教育活動です。特定の議題について各国の政策や歴史、外交関係を学びながら実際の国連における会議と同じように議論、交渉をしながら、国際問題への理解や交渉術の向上を図ることを目的とし世界中の学生によって行われている活動です。他大学や他国の学生との討論を通して、将来目標としている“国際的な健康支援”を実現するための交渉力や協調性を向上させる機会にしたいと思っております。今回参加予定の議題は、"世界の高齢化と栄養問題"です。今学期はニューヨークにある国連本部にて、来学期はドイツにてカンファレンスが開かれます。

 

②他国での健康支援(ボリビア)国際的な健康支援を長年実施している大学・機関による健康支援に同行させていただくことになりました。今回は南米にあるボリビアで実施されている健康支援の現場に約3週間入ります。内容は、保健センター研修、コンピデンス調査、患者調査、住民参加活動の推進、計画の立案・実行サポート、そのほか行政管理やプロジェクトの運営、マネジメントなどが予定されております国際的な健康支援実現に向けた将来の活動イメージを明確にする場としたいと思っております。

 

③ヨーロッパ視察コミュニティ形成や、高齢者の介護における他国の取り組みを視察したいと思っております。今年は、ドイツ政府が2006年から実施している「多世代の家」(高齢者から子どもまで多世代のコミュニティ創出を目的とした施設で、ドイツ全土に500カ所以上ある)と、福祉大国と言われるスウェーデンの介護モデル(日本と違い、要介護者の多くが施設ではなく自宅で介護サービスを受けている)を視察したいと思っております。

 

④他大学との交流→私が通う東海岸にはハーバード大学やイェール大学など様々な名門私立大学があり、他大学の学生や教授との交流の場を持つようにしております。来学期も積極的に情報収集したいと思っております。

 

 

~必要となる諸経費~

・模擬国連活動費          12万円

・ボリビア健康支援(交通費+滞在費)38万円

・ヨーロッパ視察

ドイツ 交通費+滞在費         15万円

スウェーデン               8万円

・健康保険(必須)            18万円

・米国内での交通費・滞在費     12万円

・手数料(税込)           15万

 

 合計:118万円

 

 

 

■日本と世界の高齢化の状況■

ご存知のように、日本では急速に高齢化が進んでおります。僅か6年後の2025年には、国民の3人に1人は65歳以上、5人に一人が75歳以上となると予測され、人類が経験したことのない「超・超高齢社会」を迎えると言われています。

 

日本の医師1,030名に対して行った調査では、52%が日本の国民皆保険は破綻すると予測しております。「持続可能」と答えた医師の多くも「患者負担の増加」「消費税の増税」など財源を確保できることを条件としており(※5)、医療費削減のためにも、自立した健康な高齢者を増やすことが急務となっております。

 

 

また国際的に見ても、高齢化は先進地域(ヨーロッパや北部アメリカ、オーストラリアなど)はもとより、開発途上地域(日本を除くアジア、アフリカ、中南米など)でも急速に進展すると見込まれております。すでに、高齢化は世界的な課題となりつつあります。

 

 

上「高齢化の推移と将来推計」内閣府HP1 下「世界の高齢化率の推移」 内閣府HP2

 

 

 

■“国際的”な健康支援を目指す理由 ■

上述したように、高齢化が世界的な問題となりつつあるからこそ、高齢化先進国である日本の取り組みを発信し、国内外の健康づくりに貢献したいという思いが強くあります。

 

ただ、他国に目を向ける根本的な理由は、私自身が日本人とドイツ人の両親に育てられ、国籍や人種という分け方に違和感をもって生きてきたことが強く影響しているように思います。

 

日本や他国での経験を通して思うことは、皆同じ地球で生活する仲間であり、家族のような存在であるということ。だからこそ、損得とかではなく、それぞれの国が持つ知識や技術を共有し合い、助け合いながら、よりよい未来を創りたい。

 

保健医療分野で言えば、高齢化先進国である日本が世界に伝えられるノウハウは必ずあると思っておりますし、この分野で他国との橋渡しとなることが私の使命だと思っています。こちらのノウハウを伝えつつ他国が持つ技術や取り組みを学ばせていただく中で、日本だけでなく世界が直面している“高齢化”という大きな課題を解決するための策を見つけていきたいと思っております。

 

そのために、“国際的な健康支援と健康寿命延伸”という目的にこだわり、世界各国から学生が集まる米国大学院にて学び、またより多くの良質な情報に触れるために学外活動にも挑戦しております。

 

 

■ さいごに ■

米国大学院への進学を目指し始めたのは約5年前になります。国際的な健康支援を実現するには他国の学生との深い交流ができる米国での学びが必須と考え、働きながら留学情報を集めました。

 

エージェントからは、留学には最低でも1,000万円は必要と言われ絶望したこともありましたが、それでも実現を信じ、道を探し続けました

 

そして、返済不要の奨学金を得るという形で渡米が現実となり、今学ぶことができております。

 

ここまでの人生を振り返って感じるのは、全ては人との出会いに支えられて、道が与えられてきたということです。

 

今回も、身の周りの大切な方からクラウドファンディングの情報をもらい、自分だけでは達成不可能なことに挑戦するチャンスをいただいていると感じております。

 

半年前に情報をもらったときは、人さまのお金を使って活動することに抵抗感と恐れがあり動けずにおりましたが、自身の夢(志)を公言し、ご支援をいただくことを通して、"責任” を背負いながら、目的を追いかけるチャンスをいただいていると感じ、今回一歩を踏み出しました。

 

いつも自身に問いかけているのは、「世界には、生きたくとも生きられない人、学びたくとも学べない人がいる中で、私は今日を精一杯生きたか」ということです。

 

自身の使命と感じている目的の実現に向けて、今できる最善の方法がクラウドファンディングであると感じましたので、今回挑戦いたします。

 

皆さまからいただいた支援を、必ず社会に還元するという決意をもって挑戦してまいりますので、より多くの知識と経験を得るための温かいご支援を賜れると幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

大学の学食にて友人と。国籍は、右からブータン、ブラジル、フィンランド、インド。
大学には世界約80カ国から学生が集まり、日々様々な国籍の学生と交流しております。

 


【プロジェクト終了要項】

 

・模擬国連への参加      2019年1月~5月

・ヨーロッパ視察

ドイツ、スウェーデン     2019年7月15~21日

・他国の健康支援(ボリビア) 2019年8月14日~9月1日

※上記日程は変更になる可能性があります

 

2019年9月10日までに上記を実施することをもって、プロジェクトを終了とする。

 

 

【参考】

※1   WORLD HEALTH STATISTIC 2018 (WHO)

※2 Ken-ichi Nemoto(2007) 「Effect of High-Intensity Interval Walking Training on Physical Fitness and Blood Pressure in Middle-Aged and Older People」

※3 厚生労働省 平成25年人口動態統計 

※4 Susan Pinker(TED 2007)「The secret to living longer may be your social life」

※5 Business Journal 「国民皆保険は維持できない」、医師の過半数が悲観的見解…過剰医療費蔓延で医療制度破綻の危機


 


最新の新着情報