プロジェクト概要

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雁(ガン)類の渡りのルートや越冬地に解明に努めて30年
  今だ解明されていない、日本に飛来するコクガンの繁殖地
日本に飛来するコクガンの繁殖地解明のため北極圏の営巣地へ!

 

​​ はじめまして。「雁の里親友の会」という民間団体の事務局を預かっている池内俊雄と申します。「雁の里親制度」とは、日露共同で実施している渡り鳥の調査を支援するためのシステムで、羽が抜けて飛べない時期に渡り鳥の一種である雁に標識をつけ、その鳥が越冬のためどこへ渡って行くのか追跡調査をしています。これまで、ロシア科学アカデミーの鳥類研究者に、大型水鳥である雁(ガン)に装着するためのプラスチック製の標識を提供し、雁類の調査や保護活動を支援、あるいは自ら実施してきました。

 

 その結果、日本に飛来するマガンやヒシクイなどの繁殖地が正確に解明でき、日露双方で同時に保護策を講じた結果、個体数の増加に繋がりました。ただ、日本に飛来するコクガンという種については、十分な調査がなされていません。これまで既に、多くの方々にもご支援・ご協力を頂いてきました。しかし、コクガンの捕獲・調査のためレナ川河口部に広がる広大な湿地帯へ入るには、まずレナ川の河口部の町チクシまでは定期便で行き、そこから先約300Kmはヘリコプターで移動するしか手段がありません。


今回この場で資金調達を行い、現地へ入るために不可欠なヘリコプターのチャーター代金をお手伝いいただきたいです。この夏に計画しているコクガンの調査を是非実現させるために、皆様のあたたかいご理解とご支援をよろしくお願い致します!

日本に飛来する雁類の多くが宮城県で越冬します。
代表的な越冬地である化女沼で30年近く調査をしてきました。
 

ロシアへ雁用の標識の提供をはじめ32年
これまで1500羽以上の雁に標識をつけてその動向を調べてきました

 

 私が雁に興味をもったきっかけは、昭和24年に発行された記念切手「月に雁」です。歌川広重はその切手のもとになった短冊以外にも、沢山の雁を描いています。今は殆ど東京湾では雁が見られなくなってしまいました。広重は一体どんな思いで雁を浮世絵を描いたのか、そして、これらの雁がいったんどこから来るのかずっと長い間気になっていました。それを調べるため、大学を卒業してから30年以上、雁という渡り鳥の生態調査・保護、あるいは文献調査に関わってきました。

 

 

 ロシア側に雁用の標識を提供し始めたのが1984年、日本から現地調査に参加するようになったのが1991年です。これまで、マガン、ヒシクイ、オオヒシクイなど1500羽以上に標識をつけて、その動向を調べてきました。また、絶滅に瀕しているシジュウカラガンやハクガンにも、人工繁殖ののち放鳥する際に足輪を装着して、日本に飛来するかどうかを調べてきました。全ての標識鳥の観察記録は、既に一冊の資料集となって、国内の雁類の渡来地の保護に生かされています。

 

 ロシアでの標識調査や国際会議のため、これまでに50回以上ロシアへでかけ、日本に飛来する雁類の主な繁殖地は殆ど訪れました。また、自分が標識をつけたヒシクイという種の雁が、自らが耕作する宮城の田んぼに飛来して、ただならぬ縁を感じています。2015年はロシアへの支援が始まって30年が経過しましたので、記念の行事を宮城県の大崎市で開催し、高円宮妃殿下にご臨席いただき、直接ご祝辞を賜りました。

 

北極圏のツンドラ地帯の低湿地で暮らすコクガン

 

ロシアの北極圏のツンドラに滞在した際、

昔ながらの狩猟で暮らしている人達の結びつきの強さを様々な場面で実感しました

 

 ロシアの北極圏のツンドラに長く滞在していた1993年、調査地を離れる前の晩に、お世話になったチュコト民族の酋長さんに食事に呼ばれました。自分の娘の一人と一緒になって、この場に残って欲しいと頼まれたのです。紹介された娘さんは、僅かに12才でした。自分は日本に戻って調査をしなければならないので、丁寧にお断りしました。滅多に食べることのできない、トナカイ、セイウチ、シロクマなど、色々な肉でおもてなしをうけました。風呂に入ったこともなければテレビなどの家電にも一切関係のない、昔ながらの狩猟で暮らしている人達の結びつきの強さを様々な場面で実感しました。海が荒れて獲物が思うように獲れないこともよくあります。

 

 しかし、チュコト民族の人は、獲物が獲れなかった家族にも分け隔てなく公平に分配し、富(=食料)を独占するということをしません。誰もが自分に課せられた役割りを真面目に取り組み、人の目を盗んでさぼったり、嘘をついたりしません。その後の自分の人生の大きなターニング・ポイントになりました。

 

雁類の調査には捕獲に必要な機材の他、テントや食料など相等の荷物を持ち込まなければなりません。

 

2016年6月!

日本に飛来する繁殖地が解明されていないコクガンの調査に着手します

 

 渡り鳥の調査には、越冬地だけでなく繁殖地の方々と協同で取り組むことが必要です。地震後に三陸のコクガンは一時減少しましたが、それが日本だけの問題なのかはよく分かりません。日本に飛来するコクガンの繁殖地はまだ分かっていません。越冬地での保護・保全活動には、まず基礎情報として繁殖地の解明と、繁殖地でどのようなことが起きているのを調べることが不可欠だと考えています。

 

 越冬地から戻ってきたコクガンが卵を温めるのは、6月の末から7月にかけてです。北極海の氷が解ける前であれば、水陸両用車を使うことが可能ですが、この時期は既に氷が解け、ヘリコプターを使う以外に方法はありません。

 

 機材と人間を1.2トン近く積むには、大型のMI-8タイプをチャーターします。片道1.5時間で往復3時間。それを行きと帰り2回使います。ヘリコプター代金だけで21,000ドル(1時間あたり3,000ドル)が必要となります。

 

その大半が宮城県で越冬するヒシクイという雁。
ヒシクイは、ロシアのカムチャツカ半島からやってきます。

 

調査日程:2016年6月15日〜2016年7月15日

調査の詳細

 

2016年6月15日 成田からヤクーチアへ移動  
2016年6月18日 ヤクーチアからチクシへ移動 
2016年6月22日 チクシから調査地へヘリで移動
現地で2週間標識調査 
2016年7月8日 調査地からチクシへ戻り    
2016年7月10日 チクシからヤクーチアへ戻り 
2016年7月15日 ヤクーチアから帰国     
 

東京湾で雁類の数が少しずつでも増加し、

漁師さんたちの理解や関心が深まることを願っています。

 

 戦前まで東京湾が雁類にとってもっとも重要な越冬地でした。それが干潟の埋め立てや田んぼの消失により、関東地方から殆ど姿が消えてしまったのです。しかし、2015年度は、数十年ぶりに東京湾で3羽のハクガンと1羽のコクガンが観察されました。川の水が以前よりも綺麗になったり、環境や植生が復活してきたとの声も上がっています。また、海苔の養殖に関っている漁師の方々からは、以前は海苔を加害するものとしてこうした水鳥に理解を得ることは困難でしたが、時代の変化なのか、生物や環境と共存した漁業を目指そうという動きがでてきました。一番自然に近いところで生計を立ている漁師さんたちの理解や関心が深まることを期待しています。
 

日本での数が150羽あまりと非常に少ないカリガネ。目の周りの黄色いリングが特徴。

 

資金の使い道

 

■ヘリコプター代金 1,800,000円 

 (1.5時間×2×2回=6時間)     
 (一時間のチャーター代金3,000ドル)

■リターン費用 241,000円    
■その他  459,000円       

 

調査隊のご紹介

 

①雁の里親友の会       池内俊雄
②谷津干潟観察センター   芝原達也
③行徳野鳥観察舎     佐藤達也 
④Birdlife International 東京  澤祐介
⑤新潟湖沼群ネットワーク 田村智恵子
⑥早稲田大学文化構想学部 大石慎治 

 

リターンについて

 

​​​​3,000円 のリターン

・お礼のお手紙
・会報誌をお届けします

・コースター 2個
(厚紙で水にもインクが滲まない)

ロシアで標識調査した結果を掲載した会報誌をお届けします(写真の会報は「雁の友」49号の表紙と裏表紙で、参考イメージです)

 

 

 

​​​​10,000円 のリターン

・お礼のお手紙
・会報誌をお届けします

・コースター 2個
(厚紙で水にもインクが滲まない)
・実際にコクガンに装着する物と同一の足輪レプリカ

名目上の雁の親子の絆としてプレゼントします。また、その番号を刻印した標識をつけたコクガンが国内で見つかった場合には、その日時・場所をお知らせします。

 

 

​​​​50,000円 のリターン

・お礼のお手紙
・会報誌をお届けします

・コースター 2個
(厚紙で水にもインクが滲まない)
・標識予定のコクガンの命名権
・実際にコクガンに装着する物と同一の足輪レプリカ
・シジュウカラガンのオリジナルハンカチ

標識を装着したコクガンが国内で見つかった場合には、その日時・場所をお知らせします。

 

 

​​​​250,000円 のリターン

 

・お礼のお手紙
・会報誌をお届けします

・コースター 2個
(厚紙で水にもインクが滲まない)
・標識予定のコクガンの命名権
・実際にコクガンに装着する物と同一の足輪レプリカ
・コクガン観察会へご招待
 ▶2016年12月に本州最大の越冬地三陸海岸。
 ▶仙台起算の往復の交通費、宿泊費付き
 ▶お土産付き
(コクガンが飛来する湾で養殖された最高級の牡蠣25個)

標識を装着したコクガンが国内で見つかった場合には、その日時・場所をお知らせします。

 

 

​​​​500,000円 のリターン

・お礼のお手紙
・会報誌をお届けします

・コースター 2個
(厚紙で水にもインクが滲まない)
・2017年度のロシアの現地調査に参加できる権利

今年度に標識をつけた個体が1羽でも日本に飛来した場合、2017年度も同じ地域で標識調査を実施します。2017年度のロシアの現地調査に参加できる権利が得られます。実際の調査には別途経費が80万円ほどかかります。また非常に気象条件の厳しい場所であるため、応募は健康な方に限らせて頂きます。

 

 


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