達成後のご報告① Compassionate careの根が生えてきた!

今年のクラウド挑戦では、中盤の苦戦がありましたが終盤の追い上げで目標を大きく上回り終了することができました。多くの皆様にご支援いただき大変感謝しております。障がい児のためのクリニックを継続できることにラオス人スタッフと共にとても喜んでいます。このクリニックにかかわっているスタッフもホッとしたようです。

毎週火曜日に開催されているDevelopment Clinicが今週も開催され、新しい子2名を含む7名が受診しました。クリニック担当は多業種で構成されたチームで行っています。医師、看護師、理学療法士、栄養士、チャイルドセラピスト、アウトリーチ、ソーシャルワーカーなどのチームメンバーも、当初は『障がいのための専門クリニック』と聞いてもあまりピンと来ていなかったのが正直なところだったようです。ですから、自ら担当を志願したのではなく、病院からの辞令でその担当になったスタッフばかりです。

担当医師の一人、サイハー医師にお話を聞きました。

筆者:「サイハーは、Development Clinicに興味があったの?」

サイハー:「全然。むしろ障がい児のことがよく分からなかったし、難しいと思ったので嫌いでした。」

筆:「今は?」

サ:「今は、自分も子供がいるからお母さんの気持ちがとっても良くわかる。クリニックに来ている子が自分の子供だという感覚で何ができるだろうって色々考える。だから、このお仕事がとっても好き!もし、この子が自分の子供だったら…といつも考えるんです。

筆:「それはよかった。でも、診療している中で困ったなということもあるでしょ?どんなことが一番困ったこと?」

サ:「家族が障がいのことをなかなか理解できないこと。例えば、今日もある家族が、お薬で治ると思っていて、お薬がないのならもうフォローアップにも来ないと言ったり。そして、そういう家族に“治らない” という真実を伝えること、受け入れてもらうことは簡単じゃないです。」

筆:「そうね…。とても大変。じゃ、とても嬉しいことは何がある?」

サ:「それは、もちろん子供たちに良い変化が見られたとき。家族に伝えたことがちゃんと伝わって、フォローアップ再来した時にそれが分かると、わー!って、嬉しくなります。家族も嬉しそうだし。」

筆:「今回のクラウドでこのクリニックの継続が可能になったけど、このクリニックで、例えば1年、2年、もっと先にどんなことをしたい?」

サ:「ラオス国内でラオフレンズ小児病院にしかないこのクリニックを広めたい。他の病院のスタッフをここで学んでもらって、いろんな病院でできるようになれば、もっとたくさんの子供たちが専門のケアを受けることができるようになる!そして、たくさんの人が障がいについて知るようになれば、障がいがある子のための学校ができると思う。その子のレベルに合わせた教育ができるようになったら、親としてとても嬉しいことだと思うの。

 

このように生き生きとDevelopment Clinicでお仕事することの喜びを語ってくれたサイハー医師は、2歳の男の子のお母さんでもあります。そのことがクリニックに来る子供と家族により近い気持ちにさせるのだと言っていました。これこそが私たちがモットーとしている『Compassionate care=全ての子供を自分の家族としてケアをする』ですね。ラオスの地にもこのモットーが根付き芽が出てきていることを感じられるようになりました。このDevelopment Clinicがその一つの役割を担っていると改めて実感し、今回のプロジェクトゴール達成の喜びもひとしおです!順次スタッフをご紹介していきたいと思います。引き続きこの活動を見守っていただけたら嬉しいです!

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