戦没学生に関するラジオ番組が放送されます

8月15日の「終戦記念日」まで2週間となりました。この時期になると「戦争の記憶を風化させてはいけない」ということで、さまざまなメディアで戦争についての番組が放送されたり、特集記事が組まれたりします。そんな中、戦没学生を扱ったラジオ番組が二つ放送されますので、改めてお知らせします。

 

◆「今晩は 吉永小百合です」(TBSラジオ 8月5日(日) 22:30~23:00)

女優の吉永小百合さんがパーソナリティを務める番組です。この日のテーマは「戦没学生」で、前半は長野県上田市にある戦没画学生慰霊美術館「無言館」の話題です。この秋に無言館で、吉永さんの朗読とギタリスト・村治佳織さんの演奏によるコンサートが予定されていて、その告知も兼ねているようです。

そして後半で戦没音楽学生の話題となり、発売されたばかりの昨年の「戦没学生のメッセージ」トークイン・コンサートのライブ録音盤CDから、葛原さんの《かなしひものよ》と鬼頭さんの《鎮魂歌》の2曲が紹介される予定です。

 

◆終戦記念特別番組「五線譜に託した最期の想い」

(NHKラジオ第一放送 8月8日(水) 21:05~21:55)

昭和18(1943)年、太平洋戦争の戦況は悪化の一途をたどり、兵員の不足を補うために、それまで徴兵を猶予されていた学生たちが、卒業を待たずに兵隊にとられ、戦地に送られることになります。いわゆる「学徒出陣」の始まりです。従って今年は「学徒出陣」から75年を迎え、その機会にNHKが、特に戦没音楽学生に焦点を当てたドキュメンタリー番組「五線譜に託した最期の想い」を制作しました。

番組では鬼頭恭一さんと村野弘二さんの二人の戦没学生を中心に、彼らの同期生で94歳になられる今も、元気に作曲を続けていらっしゃる大中恩さんをゲストにお迎えし、戦時下の困難な状況にありながらも、真摯に音楽に向き合った学生たちの姿をクローズアップします。

担当ディレクターの「番組のBG音楽も、すべて鬼頭さんと村野さんの曲にしたい」というこだわりから、先日のコンサートに出演したピアニスト・田中翔平さんが一役買って出ることになり、7月31日(火)にその録音がNHKのスタジオで行われました。

NHK509スタジオでピアノを弾く田中翔平さん

録音ではピアノ曲だけでなく、鬼頭さんの《雨》、村野さんの《こるはの独唱》といった歌曲も、田中さんがピアノで弾いています。さらに、村野さんの最も初期の作品と思われるピアノ曲《大聖代》が、初めて音になっている点も注目です。そうしたBGにも注意を払いながら、放送をお聞きいただければと思います。

https://www.nhk.or.jp/radiosp/gosenfu/

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