僕のプロジェクトは5月10日で終了します。
長い間お付き合い下さってありがとうございます。 楽しめましたでしょうか。 しかしながら『ゴトビキ岩大権現さま』まで辿り着けませんでした。 ご容赦願います。 のぞみはR…
もっと見る支援総額
目標金額 1,100,000円
長い間お付き合い下さってありがとうございます。 楽しめましたでしょうか。 しかしながら『ゴトビキ岩大権現さま』まで辿り着けませんでした。 ご容赦願います。 のぞみはR…
もっと見る■難なく英語を使いこなす人材を小樽に。そして北海道に送り出すのが我校の建学の情熱。それは昭和四二年から今も続いています。 当時の小樽はニシンが獲れなくなって久しく、石炭産業の衰退…
もっと見る約束通り、二週間後に、探偵事務所の所長からメールが届いた。 ー高橋玲氏は現在あいりん地区に居りません。二年ほど前に「サッポロに戻る」と言って宿泊先を引き払いました。その後に此処で…
もっと見るReiの所在を知る手立てを考えた。Reiはそれを望んでいないと想う。わたしは折角の蜘の糸を手繰り寄せたい。誰にも知られず、ひっそりと。知られると気恥ずかしい。情けない。それでも正確…
もっと見る母のクローゼットの中には手提げ金庫が置かれている。そこには伯母さんが言った母が守ってきた我家の財産が保管されているに違いない。母なら家の登記書や権利書、預金や有価証券などを一つにま…
もっと見る今は母と父の形見を確認するだけで充分。そう思えた。 考え、決めなければならぬ問題に向き合う。それが今なのだ。 わたしはこれからサンダンデールで暮らすのか、鎌倉のこの家で生活…
もっと見る我家を出て右に進む。最初の信号機のない交差点を右折。坂を上る。右は鎌倉高校のグランド。次第に勾配がきつくなる。家々の間の隙間のようなアスファルトの道は程なくして行き止まる。家の並…
もっと見る母が亡くなった。またしても癌。膵臓癌。享年六十六歳。まだまだ若い母。その若さが命取りになってしまった。若いと新陳代謝が活発。細胞分裂の活性化が癌細胞の発育を強め、至る処に転移してし…
もっと見る年末にクラスのリーダーに手紙を書いた。アジェールとわたしとの経緯を。優秀な気迫あふれるバスク人の行には力を込めた。 『アジェールが一月八日に羽田に着きます。彼は二年間、留学生として…
もっと見るバスクの村には必ず広場がある。 ピロタの競技場は広場に隣接している。おおよそ幅一〇メートル。長さ三〇メートル。コートの正面には壁が設置されている。三メートルを越える壁の中央に…
もっと見る大演奏会が終わった。 これがバスク人。秘められていた念が爆発。奏者も合唱隊も踊り手も汗だく。お父さんが「明日からの祭りのよい練習になった」。集まった人達は近隣の顔なじみに…
もっと見る何時の間にかテーブルと椅子が取り除かれていた。 女たちは民族衣装に着替えている。 お揃いの白のスカーフ。バスク模様が刺繍された白のブラウスにはフリルが。濃い赤茶の…
もっと見る久しぶりの帰省で注目はアジェールに集まっていた。 それと同じくらいアジェールが連れてきた女であるわたしにも。 「バスクの人達の音楽と踊りを知りたくてアジェールにお願いしました」…
もっと見る彼は七歳下。医学部の六年生。もう直ぐ国家試験。バスク語は語順が日本語とほぼ同じ。親しみ易い。目下の共通語は互いの片言の英語。 「のぞみはどうしてスペインに来たのか」 アジェール…
もっと見るわたしは三日の休暇を一日縮めて出社した。 塞いだままのわたしではみんなに迷惑をかける。支社の空気を重くドンヨリさせてしまう。わたしは此処で生きているのだ。迷惑をかけられない。集中…
もっと見るニックはわたしから消えた二人目の男。 わたしはそれを振り払った。 ニックはわたしに告げた。 『待っていて下さい』 わたしは待つ他ない。頼りない。 早朝にメールの着信音。…
もっと見る既に五週間が過ぎていた。。 わたしは音信を絶った男を待つのは慣れている。 ニックがわたしに連絡しようと思うなら何らかの方法で連絡できると思う。それなのに連絡が来ないと云うのは…
もっと見るメールが来ないのは携帯が砂まみれになったから。 パソコンが銃弾で打ち抜かれたから。 一〇日が経っても最初の近況報告以降の手紙が来ないのは手紙を送れない情況が続いて…
もっと見るニックは東京に戻った。 わたしは『ホタテと瓢箪』の原稿を書いた。上下に分けて書いた。上は最も美しい村からのアルタミラ洞窟。下は栄光の門を潜った大聖堂。失踪者を外すのに苦労…
もっと見るA4の写真一〇枚が入っていた。 「今日のはプリントしてから支社に送るね」 『アルタミラ洞窟』でのわたしの写真。すべて顔のアップ。こんな写真を撮られたことは無かった。ニックはズルイ。…
もっと見る支社長はわたしに結末を伝えると「まだ後処理が残っている」。 ホテルのロビーまでわたしが見送るとエレベーターの中で「今夜は二人でご苦労さん会をやろう。私が奢る。僅かだけれど会社か…
もっと見る部屋に戻った。シャワーを浴び、身体を暖めても眠れない。二人が今、何を想い、何処に行こうとしているのか。答えがでない反芻を繰り返してしまう。キャサリンは生命の胎動を感じているに違い…
もっと見る大聖堂には一日一万人以上が訪れる。入堂を待つ人が広場に群を成している。巡礼者は整然と順を待ち、厳かに、菱形に分かれた左右の階段を上る。階段の幅は狭く、入場者数を制限している構え…
もっと見る一行がサンタンデールの港に降りてから五日目の朝。これまでは天気にも恵まれ極めて順調。携帯が朝夕に全員と繋がる。わたしはカンタブリア海岸に近いヒホンで、皆の行程表を睨み、それぞれの…
もっと見る眼にした様々な事象を在りのまま書くのでは意味が無い。ガイドマップの写真を眺めているのと同じになる。様々な事象には背景が在る。自然にしても歴史的建造物にしても人間にも。自然を描くのが…
もっと見る眼にした様々な事象を在りのまま書くのでは意味が無い。ガイドマップの写真を眺めているのと同じになる。様々な事象には背景が在る。自然にしても歴史的建造物にしても人間にも。自然を描くの…
もっと見る夜中に携帯が鳴ると決まってパスポート紛失の知らせ。携帯の鳴り音で分かってしまう。不思議なことに今までは女性客のみ。なかにはキャリーバッグの底に仕舞い込んだのを忘れてしまったと云う笑…
もっと見る「身体も暖まり眠くなってきた皆さんへ。これからクイズです。全問正解者には春山ニセコスキーパックを半額の一九八〇〇円でプレゼント。全問と言っても二問しかありません。眼をつぶり、耳を閉…
もっと見るビザは希望通り一ケ月で発給された。この就労許可証の他に五年間の滞在許可証も発給された。弁護士は気を回してくれ滞在許可証も申請して発給を得た。これで心おきなくスペインで働ける。自由…
もっと見るマドリットに居た時にフラメンコ教室に通った。 日本舞踊と違って振りの一つひとつに意味がなかった。裡に秘めた激情。魂の踊りなのだ。先ずそれに面食らった。次に…
もっと見る■ジプシィを調べているとヨーロッパでは『ジプシィ』は差別語と知った。やはりここは日本ではない。日本ではジプシィとの響きから差別を感得する人は居ないと思う。私も子供の頃からジプシィへ…
もっと見る今はSketchをまとめるのが最重要課題。整理精査して完成にこぎつけたい。ようやく縦軸になるであろう『喜び』と横軸の『知的冒険』に辿り着いたのにイメージが横へ横へと広がってしまう…
もっと見る何を求めていたのだろう。わたしは何を求めてスペインでの音楽の旅を続けてきたのだろう。それは好奇心だけではない。満たされた好奇心を上回る発見を欲していた。それで敢えて冒険に挑んだ。…
もっと見るテーマはひと言で云えなければダメ。 スペインの歌と踊りに接した時には何時も楽しく嬉しくもあった。出逢えた喜びを感じていた。…そう喜びなんだ…。『喜び』を表現。これが今のわたしに…
もっと見るマドリッドから成田に着いたその足でわたしは『JTC』の本社に向かった。人事部の山田氏に電話すると支社長から話しは通っていた。書類を渡され実務の話しで一時間。最後に弁護士事務所を訪…
もっと見る「読ませてもらいました。私は『最後のハーモニックスは昇天した戦士への現世の者からの鎮魂の送り音』が気に入りました。サンタンデールに来てもらえますか」 「はい。喜んで」 …まさか…に…
もっと見る■八世紀の初め此処に進攻したムーア人を主としたイスラム勢力はアストリアス地方を攻め落とせなかった。此処を攻め落とせなかったのが災いしてイスラム勢力はスペイン全土支配を断念して撤退を…
もっと見る思いもかけない展開。履歴書を書いた。書いても写真は無い。キャリーバックを探しても見つけられない。二〇分ほどで男性が戻って来た。名刺を渡された。『(株)JTCサンタンデール支社 支…
もっと見るマドリッドのスペイン広場の噴水を囲う縁に座り膝に頬杖をついて繰り返される水の演舞を眺めていると突如不安に襲われた。今までに味わったことのない不安だった。だいたいわたしは楽観的。何…
もっと見るReiが考え出した広義の労働概念に触発されたわたしは組合活動に目覚めた。なり手が不足して欠員が目立つ神奈川県教組婦人部の代議員に立候補。それから活動を始めた。二週間に一度ニュース…
もっと見るわたしは四階でReiの「ヒント」を探した。これを見届けたかった。大きなパネルが出口に在った。出口までは内戦時の写真と銃やゲリラ戦に用いた道具や武器が数々展示されていた。カルドナ城…
もっと見るReiは能登の夕陽に拍手した後の車中でカタロニアを語った。 「アナーキストたちはカタロニアの北の村々をUnionとして組織したんだ。ひとつの村にひとつのUnion。これらを横に繫…
もっと見るわたしの物見遊山に火が点いた。塩山を観たことなし。塩は海辺で作られるのが日本の常。何でも見てやろうはわたしの得意技。今日のこれからはカルドナの街の『Memorial de Hist…
もっと見るカルドナ城に入った。見学可能。そしてパラドール。パラドールとは歴史的建造物を改装改造したホテル。パラドールカルドナはこの村最大の観光資源。予約しておいた。今日は土曜日。土日祝の特別…
もっと見る翌朝わたしはバルセロナに向かった。バルセロナから北西に九〇キロ進むと目的地のカルドナに着く。此処にはカルドナ城が在る。九世紀に築かれ一度も堕ちていない城。キリスト教圏を南からのム…
もっと見るマドリッドに戻り予約していたホテルの部屋に入った。スペインに向かう機内では『カタロニア賛歌』を半分まで読んだ。その続きをゆったりした環境で読みたかった。狭い席での読書は集中が続か…
もっと見るReiは輪島の海水浴場のコンクリートの三段目から立ち上がって陽が沈みかけている海へと走った。わたしも走った。二人での泳ぎは初めて。泳ぎはわたしの方が達者だった。Reiは北国生まれ…
もっと見るわたしはようやくマドリッド空港に降り立った。スペインに行こうと決めてから半年以上。大事な処で逡巡。グズグズしてしまう。今想うにReiに「サッポロに行ってイイ」なんて手紙を書く必要…
もっと見る「辞めてどうする…」 「何も決めていない。ひとつだけ在るのはわたしには何も無いかも知れないけれど自分の可能性を掴みたい。教師は自分で選んだ途では無かったから。家族に心配かけたくなか…
もっと見る「お婆さん先生のピアノはわたしと同じ試み。なのにわたしはウォークマン。お婆さん先生はReiから感謝」 「そう落ち込むなよ。のぞみさんは教師に向いている。教師と云う高みから知識を教え…
もっと見るもうひとつ絶対に忘れられない記憶が在った。関内での食事を終えてジャスミンティを飲んでいる時だった。Reiが「ところでのぞみさん。二者択一で安定しているけれど退屈なのと、不安でもワ…
もっと見るReiはわたしとの未来をまったく想定していなかった。わたしとの逢瀬はReiの楽しいひと時。それで充分だったのかも知れない。充分だったからこその曖昧な返事。他人ごとの行。わたしは違…
もっと見る「サッポロに行ったらわたしだけを見つめて欲しい」 わたしは意を決して言った。 Reiはわたしを見据え次に何を発したら良いのかを考えている。 「大丈夫。付き合っている女がいる訳じ…
もっと見るReiに手紙を書いた。『サッポロに行ってイイ』。今想えばReiの体重がつま先から踵に移ったのはこの時からだった。わたしは即座に『OK』の返信が来ると信じていた。 わたしは教師を…
もっと見る- カルドナ城のスーパームーン ー 女が男を選ぶ時代なのにわたしは男を選べなかった。いいえ。それは正しくない。選んでもその男を捕まえ切れなかった。男との蜜月は在…
もっと見るパパラッチの登場で物語は急展開してゆきます。これ以上抜粋を続ける と、美子の葛藤と懊悩を載せなければならなくなり、すべてを曝け出しま す。これは不本意です。 『どうせ死ぬなら恋し…
もっと見る「ワタシはキャバクラでバイトしていた。大学に入った時のバイト。時給が良 いし夜だから学校に通えると思った。そこでの体験が今に繋がる。男は高いお 金を出し惜しみせずにせっせと通ってく…
もっと見る翌日。美子は手帳に挟んだパパラッチの名刺を取り出した。 Lineが繋がった。 …
もっと見る美子が書店から本を抱えて出ると一人の女から不意に声を掛けられた。 女は美子を見定めるとまっしぐらに近づいた。 「少しお時間を頂戴しても宜しいでしょうか」 「えっ。なんでしょう……
もっと見る新型コロナの感染は全世界に広がっている。当然に経済活動は停まった。こ れだけでも「永遠の経済発展」は怪しくなる。「永遠の経済発展」は二〇三〇 年には気温を1.5度以上も上昇させる…
もっと見る美子は書店で探していた顔を見つけた。 本の表紙に彼女の顔と全身が載っていた。 …病んでいる。彼女は病んでいる。眼の座り方が普通で無い。眉間の力が眸を 中央に引き寄せている。何…
もっと見る思いつくままに書いた。ずいぶんと長くなった。数えると四百字詰めで九枚 半。こうなったのは『西南戦争』を読んだからだ。あんな評伝を読んだ後に、 軽く、あっさり、と問題点を指摘する訳…
もっと見る西南戦争を超える書き込みは無かった。 それは致し方ないのだ。自分のルーツと向き合う評伝は唯一無二なのだ。 気に懸かったのが『今、香港が騒がしい』と『地球温暖化』のふたつ。 『…
もっと見る呼吸を止めて読み終えた美子。息を大きく吸い込んだ。吐き出すと美子の眸 から涙が溢れ出た。ふた筋となって両頬に零れ落ちた。 陽大が読み手を意識して書き始めたなら少し恐い。 だっ…
もっと見る―俺は爺さんの語りを聞く度に不思議な気分に包まれた。 爺さんにはルーツを記憶している誇りが在った。 高祖父の榊長左衛門と俺は血が繋がっていない。 爺さんとも繋がっていない。 …
もっと見る―西南戦争が始まる以前に新政府は全国に通信網の整備を終えている。 明治八年。長崎経由で上海と繋がった。上海からは欧米とも。反して薩摩軍 の通信手段は馬による伝令と狼煙が主。これだ…
もっと見る気に懸かった書き込みは盛り沢山。 『現国の(日本のかたち)司馬遼太郎』『漢文の片隅に日本の古代文字(漢字 到来以前の文字。弥生時代の硯が発見された)』『日本史の西南戦争』『生物 の…
もっと見る明日は陽大を学校中探して自慢すると決めた。 美子は別棟の二年生の陽大のクラスに出向いた。陽大は居なかった。 陽大は「二年生になったら陸上部に入る」。 トレーニング室を覗…
もっと見る陽大から譲り受けた高一の教科書を花南が見せてくれた。 処々に書き込みが在った。 「書き込みには興味津々。でも教科書をやっつけてから対話する」と花南。 美子の予測通りだった。花南…
もっと見る金曜日。三人は『ペペロンチーノ』に集合した。 早川瑞希が先に着いていた。 美子と花南は待ち合わせの時間通りに着いた。 美子と早川瑞希が眼を丸くした。 「初めまして。仲美子です…
もっと見る…これでやっと終わった。辛かった。でも自分に危害を加えようとする力が働 いた時の対処と解決方法を学んだ。花南にもお礼しなければ。何にしよう。そ うだ。花南はスーツを持っていない。何…
もっと見る「花南。先生に聞きたいことを聞かなかったね。それでイイの…」 「聞きたかったけれど又の機会にした。今日は美子が主役だから」 「そうか。又の機会は近々にありそうだね。差し支えなかった…
もっと見る「大事なことを伝えます。被疑者が弁護士を付けた時には必ず示談金の話にな ります。だいたい三〇万円から一〇〇万円の範囲になるかと思いますが貴女も 弁護士の準備をしておいた方が慌てなく…
もっと見る翌日、美子は授業を終えると市役所本庁に向かった。変態の名刺には左上に 札幌市のスマイルロゴが赤く入っていた。一Fの戸籍係を遠くから見渡した。 結構な人が仕事に励んでいた。変態の…
もっと見る見つけた。 変態が釣り皮につかまっている。 ガラ空きの地下鉄。 これでは痴漢できない。 美子は地下街の大型書店からの帰りだった。 市電でも…
もっと見るこれからは(上)の『侵入者』の物語が展開してゆきます。それを抜粋で載せてしまうと応援してくれた方々に失礼です。それで、その10で、終了することにしました。 明日からは(下)…
もっと見る花南はパン屋への就職を諦めた。家から近過ぎる。それに給料が時給。 …これではパートと変わらない… 花南はスーパーの履歴書に中学卒業見込みと書いた。そう書かなければ採用 されな…
もっと見る花南の登校拒否が始まった。母は朝食とお昼のお弁当を作ってくれた。自分 のお昼も。健太には給食がある。母と健太を送り出すと、洗濯機を回して掃除 と食器洗い。洗濯が終わり乾燥機から終…
もっと見る花南は小六の修学旅行の時に特別な目を投げかけられた。 「あんた。お小遣いはいくらら持ってきたの」と安達享子が聞いてきた。特別 仲が良い子ではなかった。席が隣だったので親しくしてい…
もっと見るインターフォンが鳴った。 母が玄関ドアを開けると民生委員のオバさんが立っていた。今日は断りなし にヅカヅカと上がり込まない。母が居るからだ。 「こんにちわ。今日はお仕事ではないの…
もっと見る電気ガス水道が止まってから三日目の夜。 花南が大輔のお兄ちゃんと大輔、そして美子の助けを得て、橇に山積みした 雪をバスタブに入れた三回目が終わった時に、母が畳の暗い部屋の真ん中に…
もっと見る机を並べて勉強するのは楽しい。困ったことがひとつだけ起きた。勉強して いても勉強に集中できていたかは疑わしい。それにお喋りばかり。 隣の人に注意される始末。そんな時には机に筆記…
もっと見る花南が図書館のパソコンから離れ、一Fロビーでひと休みしていると、一人 の男子が近づいてきた。背が高くてロングヘアー。優しそうな瞳だった。 「話しかけてもいい…」 「うん」 花南…
もっと見る九月中旬。サッポロの山近くに羆が出た。羆の姿が住宅地でも幾度も目撃さ れた。糞もあちこちに。畑の作物を狙って山から下りてきたのだ。花南は畑ま でチャリを走らせた。収穫の頃だった。畑…
もっと見る二日に一度のアップを考えていましたが、新聞小説の如く毎日アップするのが良いとの助言があり、日々抜粋を載せます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…
もっと見る細長いトラックは二トンロングと云う。キャップ爺さんがそう言っていた。 その荷台にダンボールと古新聞を丁寧に隙間なく積む。ヒモで束ねているダン ボールは少ない。たいていはバラ…
もっと見る作品の本文を今の段階で読んでもらえないのでもどかしい。せめて(上)だけでも読んでもらう方法は無いものでしょうか…!?よく見ると一万文字が新着投稿のリミット。次回によく考えて本文を…
もっと見る2021年2月9日午前10時。僕の記念する時になりました。 応募した『どうせ死ぬなら恋してから(上)(下)』がReadyforに公開されました。何度も諦めかけた応募時のパソコン…
もっと見る5,000円
『どうせ死ぬなら恋してから(上)(下)』の書籍を郵送します。
10,000円
『どうせ死ぬなら恋してから』の書籍を郵送します。それと拙著の『未来探検隊』(圧縮ワープロ原稿)を添付メールで送ります。
15,000円
『どうせ死ぬなら恋してから』の書籍を郵送します。それと拙著の『未来探検隊』『スパニッシュダンス(上)(下)』をワープロ圧縮原稿を添付メールで送信します。
20,000円
『どうせ死ぬなら恋してから(上)(下)』の書籍を郵送します。次に『未来探検隊』『スパニッシュダンス(上)(下)』『』アンダルシアの木洩れ日』のワープロ圧縮原稿を添付メールで送ります。